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  • 10:20 今年度の著作権政策を決める文化審議会の第1回法制小委員会に来た。日本版フェアユースをどうするかということをこの委員会でやるので、権利者団体の人たちが大挙して傍聴に来ている模様。 #
  • 10:20 ということで中継するよ。 #
  • 10:23 事務局「先日、著作権法改正法案(検索エンジン合法化、ダウンロード違法化など)が国会を通過した。今後の著作権の検討課題は私的録音録画補償金の見直し、権利制限(フェアユース含む)の見直し、私的使用目的コピーの見直し(DL違法化にゲーム含めるか、適法配信からの複製など)」 #
  • 10:25 事務局「共有著作権の制度の整備、著作物の「利用権」にかかる制度の整備、保護期間の見直し(まだ検討課題に入ってるのか!)、デジタル時代の権利制限の見直し、技術的保護手段の規定の見直し、放送新条約の制度整備、ライセンシーの保護、契約規定全判の見直し、登録制度の見直し」 #
  • 10:26 事務局「間接侵害を創設するか、法廷損害賠償制度を入れるか、など」 #
  • 10:30 事務局「当面、この委員会では権利制限の見直し、具体的には一般規定(フェアユース)、薬事関係、図書館関係、学校教育関係、私的使用目的についてはゲーム・プログラムを含めるかどうかなど。それに加えて通信放送融合まわり、ネット上の複数者による創作まわりの課題、間接侵害あたりについて話す」 #
  • 10:34 事務局が国会通過した著作権法改正案について説明中。 #
  • 10:37 事務局「検索エンジン合法化についてのポイントは、2つ条件を付けている。robot.txtなどで情報収集を拒否している場合は当該情報を収集しないということと、サービス事業者が違法複製物の存在を知った場合はその表示を停止する。それに加えて政令で検索業者に一定の要件を定める」 #
  • 10:41 今回の法制小委、土肥先生が座長で中山先生は座長じゃなくて委員なのね。去年の保護期間と同じで、中山先生がフェアユースをきちんと導入させるために一委員になったっぽい。 #
  • 10:44 いきなりフェアユースの議論からスタート。 #
  • 10:51 事務局「今年4月6日に知財本部が出した第3期知財戦略の基本方針でも重点施策として日本版フェアユース規定の導入を示している。文化庁でも昨年12月から3月までフェアユースの研究会を設けた。ただし、これは文化庁フェアユースに対して特定の方針を示したものではなく、参考資料的なものだ」 #
  • 10:52 上野委員の発言 #
  • 10:57 上野「研究会で座長をつとめさせていただいた。この研究会は分科会の議論を整理するために基礎的な資料を目的としている。第1章は現行著作権法の権利制限の問題点を解説している。現行法の問題は権利制限が厳格に解釈されすぎたところ。家庭内ビデオライブラリの作成や映り込みなどは典型」 #
  • 10:58 上野「最近は柔軟な判決が出てくるようにもなったが、社会の変化や多様性に対応するために個別規定の拡張に加えてフェアユースを入れるかどうか。ここが1つの論点になる」 #
  • 11:00 上野「米国のフェアユースをどのようなものとして捉えるか。それは米国でも様々な学説や議論がある。実際にどのようなケースで肯定されるのかを最近の事例についていろいろ紹介した。我が国から導入すべき、という意見はあるが法体系や法文化が違うので消極的な立場の人もいる」 #
  • 11:01 上野「英国にはフェアリーディングという概念がある。これは研究、批評、論評、時事報道など一定の目的における個別規定のようなもの。一般条項の性質を有する個別規定といえる」 #
  • 11:02 上野「大陸法、ドイツ、フランスなどでは英米法のようなフェアユースなどはない。日本とも法体系は似ている。ただし、大陸法でもフェアユース的一般条項が認められるのかという議論は出てきている」 #
  • 11:04 上野「これまで形式的に権利侵害になっちゃうときに過剰な萎縮効果があったのではないか、そのときにフェアユースが入ればそうした萎縮効果が少なくなり、裁判でもきれいな判決を出しやすいのではないか、という論点もある」 #
  • 11:07 上野「日本版フェアユースという言葉は私が思っている以上に、広まっているが、人によってまったく違うものを想定しているので戸惑う部分もある。日本人の国民性や企業のコンプライアンスを考えたら、フェアユース入れても大したメリットないじゃないかという考え方もある」 #
  • 11:08 松田委員(フェアユース反対派)の発言 #
  • 11:09 松田「過剰な萎縮効果をまねくものというが、具体的にはどのようなものが想定されるのか」 #
  • 11:11 上野「ビデオの映り込み。カラオケ法理が広く適用されすぎて新しいビジネスが阻害されているので、それを突破するためにフェアユースを入れようという考え方の人もいた。あとは、企業内コピーなども萎縮効果にあたるのではないかと考える人もいる」 #
  • 11:12 村上委員 #
  • 11:12 村上「これ重要な問題だけど、いつ頃までに結論出すんですか?」 #
  • 11:13 事務局「非常に著作権法にとって大きな問題なので、十分に論点を尽くしてご議論いただきたいと思ってます」 #
  • 11:14 村上「フェアユースの問題について日本だけの問題というより、先進国に共通する話が議論されていると思う。なので比較法的な分析は十分にやってもらいたい。米国、英国、フランス、ドイツ。この4つを分析してもらいたい。座長にもこの4カ国との現状の比較検討を十分に時間とってやってもらいたい」 #
  • 11:15 土肥座長「事務局と相談してやっていきたい」 #
  • 11:16 大渕委員 #
  • 11:17 大渕「フェアユースは50年、100年くらいに一度の重要課題だと思うので、十分に議論を尽くしてもらいたい。研究会でもかなり頑張ってまとめてもらったが、これでもまだ一般論的な話にとどまっている」 #
  • 11:19 大渕「米国以外で米国型のフェアユースを導入している国はない、という認識でいいのか。なにゆえ比較的ハードルの低そうな英米法の国でフェアユースで導入されないのか、トータルなところを踏まえて教えてもらいたい。あと、フェアユースは一般条項を入れるべしということを連想するがどうなの?」 #
  • 11:19 大渕「あともう1つ、カラオケ法理の話があったが、あれはフェアユースより間接侵害の話じゃないのか」 #
  • 11:20 上野「米国型フェアユースだと、イスラエルと台湾には同様の規定がある。なぜ英米法では導入されにくいのか。推測の域を出ないが、米国は裁判例の蓄積がある。それを共有していないことに由来するのでは」 #
  • 11:22 上野「日本版フェアユースという言葉だが、一般条項的な広い概念を含みつつ、英国のフェアリーディングのような個別規定っぽさも含む。知財本部では米国型フェアユースより拡大するものを日本版フェアユースと言ってる人もいる。人によってさまざま」 #
  • 11:23 上野「いくらフェアユース規定があっても、カラオケ法理があったらだめなんじゃないのという指摘もあった。そのあたりも今後の論点だろう」 #
  • 11:23 道垣内委員 #
  • 11:25 道垣内「スリーステップテストの2つはわかるが、最後の部分は日本法に組み込むのは難しいのではないか」 #
  • 11:27 上野「国内法に権利制限の一般条項を入れる場合は、条約上のスリーステップテストを満たす必要があるのは重要。特別の場合というステップをどう満たすのかというのは、個別規定を作っていくしか満たすことができないのではないか。米国のフェアユース規定が条約違反なのかという話もある」 #
  • 11:27 上野「スリーステップテストはあまり厳格に解釈すべきではない、という提言も米国ではあった。この問題は今後の検討課題だろう」 #
  • 11:28 清水委員 #
  • 11:29 清水「フェアユースが裁判官がゆるやかなコントロールを与えられるという面があるが、それはどういう形にするのがいいのか議論があったら教えて欲しい」 #
  • 11:30 上野「現行法の考慮要素はいくつかある」 #
  • 11:33 大渕「個別規定を全廃して一般条項だけにするというのは現実的じゃない。個別規定の見直しと合わせてトータルで権利制限規定を考えて行かなきゃいけないだろう」 #
  • 11:34 上野「一般条項は多様性と変化に対応しなきゃいけないという人と、将来何があるかわからないから事後的な個別規定の整理より一般条項入れた方がいいという2種類の人がいる。私は前者には意味があると思うが、論者によって違う」 #
  • 11:35 上野「個別規定の整理見直しはフェアユース入れるとしても必要なことだと思う」 #
  • 11:35 土肥座長 #
  • 11:36 土肥「経済学的な視点はどれだけ入ってるの?」 #
  • 11:37 上野「必ずしもその論点は十分な議論はできていない」 #
  • 11:37 村上委員 #
  • 11:38 村上「競争法の世界とも関係がある。特許権については強制的に許諾を命じるケースが欧米では山ほどある。ところが著作権に関する強制許諾みたいなものは、あれだけ独禁法が厳しい米国でもほとんど出ていない。逆にEUの競争法は著作権の強制利用許諾を命じたケースが出てきている」←へー!! #
  • 11:39 意見交換は終了 #
  • 11:41 事務局「まずは次回以降幅広い層にヒアリングをして何回かこの話をする。ヒアリング対象者は権利者団体、教育関係団体、図書館、障害者、産業関係団体(IT事業者)、消費者関係団体、有識者やフォーラム、日弁連、比較法や経済学の分野の有識者などにヒアリングする予定です」 #
  • 11:42 森田委員 #
  • 11:43 森田「誰にヒアリングするより、何をヒアリングするかが問題。日本版フェアユースという概念があいまいなままで漠として意見聴取をしてもあまり意味がないのではないか。いくつかの考慮要素が上がっているので、方向性を示す法がいいんじゃないか。そのあたりを検討してもらいたい」 #
  • 11:43 川瀬室長 #
  • 11:45 川瀬「わたしたちが提案してるのは、昨年11月の知財本部の提言、有識者団体から提案されたことを受けたもの。関係者がある程度整理されたと思うので、とりあえず現在提言されている内容を踏まえた上で意見を聞いて、ある程度この委員会で焦点をしぼったあとのヒアリングは別途考えたい」 #
  • 11:46 終了。中山先生の発言はなかったな。 #
  • 11:46 というか、この委員会ってテクニカルターム大杉なので、中継にはあんま向かない気がしてきた。 #
  • 12:22 虎ノ門街宣車多いな。 #
  • 12:24 @sekikos お、東京来られてるんですね。 #
  • 12:27 忌野清志郎死去に伴う各種報道を見ていて「反骨奪胎」という新語を思いついた。 #
  • 12:36 ネット維新派#
  • 12:47 @shidho 二類以下にとどまっていて期日による購入数量制限と本人確認があればガイドライン政令レベルで問題ないと思いますけど。この問題の本質は医薬品のネット通販が社会的にどれだけ切実に必要とされているかということでしょう。切実さがまだ見えにくいのも事実だと思いますが。 #
  • 18:26 @t0da 生計を立ててる人が引退するタイミングできちんとそれなりのインパクトがある機構変革が起きるかですよね。そういうのは今厳しい業界ほど早く(それこそ2、3年後とか)できるかもしれないとも思いますが。 #
  • 19:27 @kurimax まさか。otsuneさんやkanoseさんと比べれば僕なんて全然ですよ。 #
  • 22:02 @kurimaxさんにネーミングのセンスがないことはよくわかりました^^ #
  • 22:21 テレビ付けたら誰も知らない泣ける歌やってた。内容が酷いのは言わずもがなだけど、観てたら「昔はヤンチャしてた」というありがちな表現が出てきて、未成年時の軽犯罪・重犯罪を「ヤンチャ」と言い換えるライフハックは誰が考えついて、いつ頃から使われ始めたのかというところに興味がいった。 #
  • 22:23 gotanda6の調査力に期待したい。 #