Tweets for Today


  • 13:30 ひろゆき×夏野対談、@takeoriの実況が内容わかりやすくまとめられてて完成度高い。 #
  • 16:54 今日は午後7時から新高円寺で「夜のプロトコル」です。俺も懇親会に参加する予定なのでお暇な人は当日でも大丈夫だと思うので遊びに来てちょ。bit.ly/19Izrc #
  • 16:57 あと、来週の17日夜に「twitter中継について何か話せ」と言われて、イベントに出演することになりました。まだ空きあるみたいなので(こっちは完全予約制なのね)興味ある方はぜひ。bit.ly/WuMFM #
  • 17:00 @inflorescencia 那須アルパカ牧場行った方がいいよあそこマジさいこう。 #
  • 17:06 ハックルさんのあれ、そんな叩かれる内容なのかね。問題あるとしたら、はてブの方向性決める決定権持ってる人に「ガツンと言った」内容が正確に伝わるのか、それをどういう形で受け止める意志があるのか、はっきりしないところぐらいだと思うけど。 #
  • 17:14 @Nob_Kodera ガツンと言われた! #
  • 18:48 「イベントの宣伝になるからお前tsudaれ」と言われたので、これから行われる夜のプロトコル vol.3「現代漫才論序説 〜M-1から見る漫才の現在形〜」を中継します。新高円寺で9時までやって、そのあと2時間くらい懇親会やってるので、おもしろいと思った人は新高円寺来るといいよ。 #
  • 18:52 出演はサンキュータツオさん(オフィス北野)。コーディネーターは大山くまおさん(フリーライター夜のプロトコル)。 #
  • 18:57 .@ohmomo 懇親会だけ参加って人も結構いるので大丈夫ですよ。 #
  • 19:12 タツオ「どうも、ラリー遠田です(会場笑)。僕は今年は早稲田大学院を満期退学した。18で大学入って500万円くらい学費の借金があります。大学院の試験の前の日にたけしさんの漫才をしました。あれはしびれましたね。現在は一橋大学の非常勤講師もやっています」 #
  • 19:15 タツオ「昔からお笑い見てて、お笑いの評論に不満があった。印象批評がとにかく多い。現在プロの評論家の人も基本的には印象批評だと思う。今のお笑い批評は作家と作品をつなげて考える文学批評にかなり近い。文学研究であれば作家の人となりについてはよく研究されるが文体論みたいなものは少ない」 #
  • 19:16 タツオ「お笑い批評をしよう、批評家を使おうと思ったら印象批評を越えた評論のあり方を模索してもらいたい。僕はプレーヤーとして評論もしようとしているので、難しい部分もあるが……」 #
  • 19:17 大山「お笑いブームはブームと言われているが、これは単なる一過性のブームではなく、今後も続いていくものだろう。だが、そうなったときに印象批評を越えたものがあまりない。だからこそ、タツオさんを呼んだ」 #
  • 19:18 マキタスポーツさんがここで登場。 #
  • 19:19 タツオ「お笑い芸人はお笑いのことを凄く考えているが、なかなかそれを表に出すことがない」 #
  • 19:23 タツオ「M-1グランプリの意義から。M-1お笑い番組はあまりなかった。爆笑オンエアバトルが99年、M-1が2001年。その後エンタ、登竜門、レッドカーペット、あらびき団などが出てきた。M-1の意義はジャンルを統一し、オーソリティーが審査する公平感をもたした。これで競技化した」 #
  • 19:24 タツオ「オンバトも競技だったが客が決めるので、人気投票的であまり新しい芸人が出てこない」 #
  • 19:25 マキタ「オンバト出たことあるけど3つくらいしか玉が入らなかった(会場笑)」 タツオ「俺も5つくらいだった(会場笑)。オンバトの場合、1番初めにネタやる人が一番玉入りやすい。客は玉を入れたいというモチベーションで来ているから。なので、順番が遅いと名だたる芸人が落ちたりする」 #
  • 19:27 タツオ「M-1オンバトでこぼれるような芸人を救うという意味もあった。競技化されたことでお笑いがスポーツ化されて、ドキュメンタリー性を帯びた。M-1のドキュメンタリー性でいうと、優勝すると泣くというのが象徴的。芸人がなんで泣くのかよっていう(会場笑)」 #
  • 19:31 タツオ「M-1の歴史とは”手数”の歴史。限られた尺の中でどれだけネタを入れ込めるかということ。漫才ブームのときはネタ尺が1組10〜15分。笑いの数は50弱。やすきよの漫才で有名な「同級生」というのがある。トータル72回で18秒に1回笑いがあった」 #
  • 19:34 タツオ「そこにダウンタウンという新しい漫才が出てきた。ネタ尺が5〜10分、「誘拐」という有名なネタがあって4分17秒で笑いの数は17。15秒に1回笑わせてる。M-1グランプリの歴代優勝者の平均はネタ尺平均4分22秒で笑いの数が33、8秒に1回。ダウンタウンの倍になった」 #
  • 19:35 タツオ「昨年優勝したNON STYLEは3分50秒で笑いの数49、4.7秒に1回。手数をどれだけ入れ込めるかという競技化の頂点がNON STYLE。ただ、今後は単なる数ではなく、笑いの大きさとか、総合的なところが判断されるようになるんじゃないだろうか」 #
  • 19:37 タツオ「漫才が笑いを盛り込むアプローチは2種類ある。1つはしゃべくり漫才。いわゆるボケ役とツッコミ約だけのしゃべりで進行する。もう1つは漫才コント。しゃべくりの流れでコント的設定に入り、店員・客役に移行するような二重構造性を持っており、最近はこちらの方が流行っていた」 #
  • 19:47 タツオ「漫才コントの利点は、コントと違い、一度「役」を離れて修正をきいたり、離れることで笑いをおこすことができる。ツッコミが役を離れてツッコミに戻れるまた、フレームを利用するのでフリを短くできるという利点がある」 #
  • 19:50 タツオ「漫才における「フレーム」とはその単語を聞いたとき脳で活性化される情報、当然それを含んでいるというもの。1つは「モノフレーム」。例えばどこかに入るときに「カランコロンカラン」といえば、そこが普通の家じゃなくて喫茶店であるということがわかる」 #
  • 19:52 タツオ「もう1つはデキゴトフレーム。例えばレストランであれば、挨拶は席の種類や案内、メニュー渡す、お会計といったことが自然に盛り込まれる。これを客が意識しているのでフリを短くできる。誘拐犯であれば犯行声明や身代金要求、受け渡し方法、場所などがデキゴトフレームとして構築される」 #
  • 19:56 タツオ「しゃべくり漫才は受け答えに時間がかかり、相方いじりなど、笑いの取り方がパターン化されている。それに対して漫才コントは話の中で設定だけいえばデキゴトフレームを使用できるのでフリが短く、コントになってもやり直しがきくのでボケのパターンが多彩にできる」 #
  • 20:02 タツオ「M-1優勝者で比較すると01年中川家しゃべくり漫才従来型。02年ますだおかだもしゃべくり従来型。03年フットボールアワーは漫才コント。04年アンタッチャブルも漫才コント→3分30秒で笑いは6秒に1回。漫才コントの完成系になり、これ以降しゃべくりの可能性模索期に入る」 #
  • 20:13 タツオ「アンタッチャブル優勝を境に漫才コントが冷遇される。逆にしゃべくり漫才の新しいアプローチが出てくる。05年ブラックマヨネーズしゃべくり漫才の新型(屁理屈)だった。ブラックマヨネーズはボケとツッコミの関係性があいまい。笑いが起きるのは小杉の屁理屈に吉田が切れるところ」 #
  • 20:16 タツオ「元々の漫才の原点は、ボケとツッコミという役割はあいまいだった。その意味でブラマヨは原点回帰的な漫才だった。06年チュートリアルしゃべくり漫才の新型(ナンセンス)だった。もう漫才コントの可能性はないのかと思われたときに07年サンドウィッチマンが漫才コントで優勝した」 #
  • 20:22 タツオ「彼らは手数優先で設定を離れることをしなかった。元々コントをやっていてそこから漫才をやった。ツッコミ側が素に戻って突っ込むということを時間の無駄としてしなかった。ボケも素に戻らないためのボケを計算してやっている。彼らは漫才とコントの境界線をなくした。漫才コントの最終形態」 #
  • 20:23 大山「敗者復活から無名があがって優勝という意味で、M-1の物語性という意味でも頂点に近かったんじゃないか」 #
  • 20:25 タツオ「昨年のM-1。ナイツはしゃべくり漫才の究極形態。オードリーはしゃべくりと漫才コントを各1本ずつやった。NON STYLEは漫才コント2本。オードリーはしゃべくり2本やるかと思ったら2本目に漫才コントを持ってきた。その挑戦の姿勢に感銘を受けた」 #
  • 20:31 タツオ「ナイツは必ず1回以上下ネタ入れる。彼らの特徴は、単語の辞書的情報の言い間違い。これはコトフレームが活用。みんなが単語を知っているので言い間違いするだけで笑いを起こせる。今の時代はボケ1個で笑い、それにツッコミで笑いを起こす。ツッコミのコメント力が高い」 #
  • 20:34 タツオ「受け答えをせずに会話しない手法。これで無駄を削ってテンポよく展開する。つまり、しゃべくり漫才なのにしゃべくらない漫才。ナイツは寄席ではあのやり方で20分やっている。寄席では笑い待ちなどもして、お客さんに合わせて間を調整している。あとは同じボケを点在(テンドン)させている」 #
  • 20:36 タツオ「テンドンは拍手笑い、大きな笑いを誘発する。芸人はかなりそのあたりを計算し、3分くらいに拍手笑いを起こして、盛り上がらせて終わらせよう的な構成を考えている。M-1のナイツは6.3秒に1回笑いだったが、これは少ない。レッドカーペットでは3秒に1回笑わせてる」 #
  • 20:43 タツオ「オードリーのスペック。春日のキャラクターの作り込み。台詞が短く発言のほぼ全てがボケなので経済効率が良い」 マキタ「春日が遅れて出てくるってのもフレームだよね。あれでこれは普通の漫才じゃないって客がわかる」 #
  • 20:47 タツオ「僕は若林はツッコミの天才だと思ってる。客席に語りかけるツッコミと相方へのツッコミを使い分ける。ツッコミが客に語りかけて最初に客を味方にする。そして終盤になるにしたがって春日にしかつっこまなくなっていく。保険として春日が失敗したときのバリエーション持っているのも上手い」 #
  • 20:53 タツオ「NON STYLEのスペック。とにかく早くしゃべる。時間内に多くの情報を詰め込む。1つの笑いのマーカー(自己言及箇所)を作って、1つのボケで複数回の笑いを生産する。これを嫌う人もいるが経済効率は良い。また、ツッコミは進行役に徹する従来型。笑いにあまり参与しない古いタイプ」 #
  • 20:55 タツオ「NON STYLEは4分で45回程度の笑いがあるが、そのうちカブセが半分もある。NON STYLEの漫才を軽いと感じるのはカブセが多いからということだろう。ナイツはストレートな笑いだけで行ったので重さがある」 #
  • 20:57 タツオ「昨年のNON STYLEは漫才コントで優勝。だが、49回の笑いを漫才コントで盛り込んだのは発明だし素晴らしい。彼らの漫才を薄っぺらに感じる人もいるが、評価は評価としてされるべきじゃないか」 #
  • 21:00 タツオ「M-1の決勝で負けた人たちにはスタイルがある。1つはおぎやはぎPOISON GIRL BAND変ホ長調などの「お笑い自然主義」。POISONはスフィンクスを散歩させたいという阿部のボケについては吉田が突っ込まずに道わかるの?みたいに進める。彼らは優勝はできない」 #
  • 21:01 マキタ「何で東京の声をはらないタイプの漫才師は大阪では受けないの?」 #
  • 21:02 タツオ「大阪のお笑いファンは保守的。東京のサンドウィッチマンは大阪のお笑いコンクールに出たときに48組中48番だったこともある」 #
  • 21:03 タツオ「笑い飯U字工事は「システムの開発」型。笑い飯M-1で1回に2つのネタをやって審査員から怒られたことがあったが、それも彼らは2つネタやって20+20笑い取れればいいじゃないかという考え方で、それ自体は評価されていい」 #
  • 21:05 タツオ「あとは南海キャンディーズザ・パンチのように「ツッコミで笑いを取る」型、その他千鳥、ダイアン、ザ・プラン9などがある。そのあたりの研究はまた別の機会に話そうと思います」 #
  • 21:05 会場から質問「漫才コントじゃなくて、コント漫才なんじゃないの?」 #
  • 21:06 タツオ「僕もコント漫才が本道だと思うけど、もう定着しちゃってるからねぇ」 #
  • 21:07 会場から質問「漫才コントと、コント漫才が両方あるんじゃないか。オードリーなんかは漫才コントだと思う」 #
  • 21:07 タツオ「昔からコントやってた人はそういう形になりやすい。今の芸人はやすきよの前でできない(会場笑)。ボケとツッコミがわかりにくいって怒られる」 #
  • 21:08 会場から質問「S-1とかも1000万。1000万円の価値がかわってるんじゃないか」 #
  • 21:09 タツオ「M-1で初めて見る芸人って今後は少なくなるだろう」 #
  • 21:09 会場から質問「はんにゃはどうなる?」 #
  • 21:10 タツオ「オードリーと近いとは思うけど。今度分析してみます。僕は好きですよ。キングコングM-1は、俺は狙いは悪くなかったと思う。受けるか受けないかはその場次第だから」 #
  • 21:11 タツオ「お笑い自然主義はいきつくところまで行ってる。今年最初のおぎやはぎのネタが本当に凄いのでみんな見てください」 #
  • 21:12 以上で終了。お疲れ様でした。面白かった! #